江戸時代の浮世絵は・・

こんにちは。マーグラにて事務全般担当しております清野です。
今週は僭越ながら、わたくしがBLOGをUPさせて頂きます!

会社に入社して早10年ほど経ちますが、それまではもちろんの事、全く
デザインとは無縁な会社で事務を担当していました。
その為、入社した時は「こうやってデザインって出来上がるんだ・・!」
と驚くことばかり!
今でも、デザインに関しては日々勉強の毎日です(;゜0゜)

そんな私ですが、昔から絵画を観るのは好きで、機会があれば
美術展にも行くようにしています。
マーグラのデザイナーも職業柄でしょうかもちろんの事、
美術館大好きです(笑)。

今日は私が、とてもとても感銘した美術展を紹介します。

2年前の2016年春~夏にかけて、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで
「ボストン美術館所蔵 
『俺たちの国吉 わたしの国定』」
という
美術展が開催されていたのを皆さん、ご存知だったでしょうか?

「国吉」とは「歌川国吉」。「国定」とは「歌川国定」。
そうです、江戸時代後期一斉を風靡しました
浮世絵師の二人です!!
ボストンから二人の170件(350枚)に及ぶ作品が海を渡り、
私たちの目の前に。

何に強く感銘を受けたかと言いますと、今の様にテレビ、雑誌、カメラなどが
全くなかった江戸時代において、浮世絵師が描く浮世絵は、
歌舞伎スターや最新のエンターテイメント、ファッションを
発信する大事なメディアだったという事が、国定と国吉の
浮世絵を観てわかったからです。
(感動)

例えば、この2人の女性の浮世絵。

浮世絵2人


雑誌がなかったあの時代、国吉、国定が描く浮世絵女性のファッションは
すべて最先端

髪飾り、小物、とくに着物の色の合わせ方など、今見てもハイセンスで
びっくりします。


「えーこの柄に、このチェックを合わせますか?襟元は紫?
でも・・全然変じゃない!カッコいい!」

と思ってしまいました。

江戸時代の町の女性たちは、この浮世絵を観て、このファッションに
憧れ勉強し、自分たちに取り入れていたそうです。

まさに今の時代の雑誌ですね!!

その為、浮世絵自体を仮に1頁の「誌面」だとして見てみても、
とても面白いです。

浮世絵6人



歌舞伎スターが、いかに素敵に印象的かつ強調されるかを考えて、
背景にこんな鮮やかな模様や色彩を施し、役者を引き立たせています。
これは売れそうです!(笑)。
あんな昔に、こんな美しくどこか可愛い色使いが。

「背景」や「絵の題名」「役者名」のあしらいは、もちろん浮世絵師自身が
想像して描いています。
1枚1枚別の浮世絵も、こうやって繋げて描く。別売りもいいけど、当時も
セットで買ってしまう気持ちもわかります・・。

浮世絵3人


こちらの3面見開き(笑)。もちろん当時は1枚1枚別売りですが、本当に
雑誌の見開きみたいで、この背景渋いです。

本日2度目ですが、この着物の合わせ方・・感動です。この色とこの柄!
やはりいつの時代でもファッションは楽しいですね☆

そして職業目線で、「あれ、この着物の柄と柄。誌面の背景の参考に
なるのでは?」とも思ってしまいました。
素人目線でお恥ずかしいですが(汗)。

2年前の絵画展でしたが、今でも時々、「あー本当に楽しかった」と
思い出します。

昔の人の知恵とセンスに感動し、そしてエディトリアルデザインの
意味・大事さを感じることが出来た絵画展でした。

こんなに素晴らしい浮世絵が何故、日本ではなくボストンに・・・(涙)と
残念ですが。

長文失礼を致しました。

これからも皆さんに喜んで頂けるデザインをお出し出来るよう、
スタッフ一同、より一層頑張りますので、今後もマーグラを
どうぞ宜しくお願い致します!
(私は何も作れませんが・・涙)